トイレの黄ばみの原因は?尿石の掃除方法。とっておきの裏技あり!

トイレの黄ばみの原因は?尿石の掃除方法。とっておきの裏技あり!

豊かな暮らしのためにトイレは清潔にしておきたいものです。ところが使用頻度が多く汚れやすいうえ、掃除をするのがすごく面倒。少しサボると便器のフチには黄ばんだガビガビの汚れがついてしまいます。見た目にも汚くニオイの原因にもなります。

この黄ばみは「尿石(にょうせき)」といい、尿の成分が固まったものです。

尿石画像
気になる尿石汚れ

尿石(にょうせき)は、尿に溶けているカルシウムイオンが濃縮および炭酸などと反応、カルシウム化合物として便器および配管の内部に付着・沈積したものである。主に男子用小便器および管路に発生する他、女子用大便器やその管路にも発生する。色は尿に含まれる色素の色(茶色や黄色)である。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

今回は、トイレの黄ばみの原因である「尿石」を徹底的に除去する方法を解説します。きれいに掃除できない場合のとっておきの裏技も紹介しています。

トイレの黄ばみ(尿石)の落とし方4選

汚れ具合に応じた掃除方法を紹介します。まずは①から順に試していきましょう。

トイレの黄ばみを落とす掃除方法(①軽い汚れ→→→④頑固な汚れ)
① 酸性洗剤
② 湿布法
③ 尿石除去剤
④ 研磨法

黄ばみ掃除の基本は【酸性洗剤】

尿石の除去には酸性洗剤が有効です。
尿石はアルカリ性の汚れなので、酸の力で固い汚れを分解・中和して落としやすくします。酸性洗剤とは、酸性度(pH)が3未満(数値が小さいほど強い酸性)のものです。
一般的なトイレ用中性洗剤(トイレマジックリンなど)で汚れが落ちない場合も、酸性洗剤に変えるだけできれいになる可能性があります。
使い方は、酸性洗剤を直接汚れにふりかけてスポンジでこするだけです。軽い黄ばみであればピカピカにすることができます。

酸性洗剤
中性洗剤

おすすめの酸性洗剤【商品名(メーカー)】

  • サンポール(キンチョー)
  • 酸性トイレクリーナー(C×S シーバイエス)
  • 強力トイレクリーナー(SARAYA)

チェックポイント

酸性洗剤の注意点
・強酸性のためゴム手袋(できれば目を保護するゴーグル)をする
・臭いが強いものもあるので換気をする
・子供の手の届かないところで保管
塩素系洗剤とは絶対に混ぜない(有害物質が発生)

酸性洗剤は強力な酸です。直接手に触れると手荒れを起こしたり、目を痛める危険性があります。できる限りゴム手袋・ゴーグル(メガネ)を装着した上で換気しながら作業しましょう。
また、塩素系の洗剤(カビキラー・ハイターなど)と混ざると有毒なガスが発生します。トイレのカビ取りなどは別の日にやるか、一方の洗剤を完全に拭き取ってから使用してください。

しつこい汚れには【湿布法】

湿布法は酸性洗剤をより強力に浸透させる方法です。
酸性洗剤でこすり洗いしても取れない汚れに使用します。便器の底や水際を掃除するときは、あらかじめ溜まった水を紙コップなどでかき出しておきましょう。

湿布法の手順

① 汚れが落ちない部分にトイレットペーパーをあて、酸性洗剤でヒタヒタにする

② さらにラップで覆い、10分ほど放置

③ 部分的にペーパーをめくり、スポンジでこすってみる

④ 汚れが落ちなければもう10分放置

⑤ 汚れが分解されるまで繰り返す

汚れの表面を軽く傷つけると浸透しやすくなりますが、便器を傷つけないように注意しましょう。
30分繰り返しても汚れが落ちない時は次の手を打ちます。

頑固な汚れには【尿石除去剤】

ここまでくると相当頑固な汚れです。酸性洗剤が効かない場合は尿石専用の尿石除去剤の出番です。
尿石除去剤は劇物扱いの強力な酸性洗剤で、一般の方でも購入できますが取扱いには注意が必要です。
使い方は、ピンポイントで汚れに塗りつけたあとスポンジでこすり洗いします。湿布法のように長時間浸透させると便器が腐食する可能性があるので、手早くこすり洗いしたら水拭きしてください。

おすすめの尿石除去剤 【商品名(メーカー)】

  • デオライトL(和協産業)
  • スマートマイルドアシッド 尿石除去剤(イーライフ)
  • エコノパワーリキッド(日産化学)

チェックポイント

尿石除去剤を使用する際の注意点

・強酸性のため必ずゴム手袋(できれば目を保護するゴーグル)をする
・激臭がするので必ず換気をする
腐食力があるため汚れ部位以外に付着させない
必ず子供の手の届かないところで保管
塩素系洗剤とは絶対に混ぜない(有害物質が発生)

尿石除去剤は超強力な酸性洗剤です。人体に有害となる場合があるので、必ず注意事項をよく読んでから使用してください。

洗剤では無理!【研磨法】

どんな洗剤でも取れない汚れには【研磨法】です。
耐水性サンドペーパー(紙やすり)や陶器用研磨パッドで直接削ります。削りすぎてしまうと便器が傷つくので注意。酸性洗剤で尿石を少し分解した状態で削るようにしましょう。

耐水性サンドペーパーは100円ショップなどでも購入できます。目の荒さを示す番号が小さいほどザラザラ、大きいほどツルツルのサンドペーパーになります。便器が傷つかないように、1500番以上のツルツルなものを使用してください。
もっとソフトに削れるのが陶器用研磨パッドです。耐水性サンドペーパーよりは便器に優しい素材なのでおすすめです。ホームセンターやネットでも500円程度で購入できます。

おすすめの陶器用研磨パッド【商品名(メーカー)】

  • アズマジック便器用研磨パッド(アズマ工業)
  • 陶器専用研磨シート 尿石落とし(エコピカ)

とっておきの裏技

酸性洗剤・湿布法・尿石除去剤・研磨法と説明してきましたが、それでも取れない汚れもあります。
何より全部めんどくさい!
道具いるし、時間かかるし、汚いし、臭いし、イヤーーーーーー!!

そんなあなたに朗報です。世の中には、お金を出せば代わりにピカピカに掃除してくれるプロがいます。
とっておきの裏技とは【トイレクリーニング】です。
いわゆるハウスクリーニングサービスの一部としてトイレも扱われています。有名なところではダスキンなど。その他にもトイレクリーニングを行なっている業者はたくさんあります。
プロに掃除を頼めば、どうにもならなかった尿石、黒ずみ、ウォシュレット、水洗タンク内と、隅々まで完璧に仕上げてくれます。料金は8,000円代から12,000円(オプション込み)程度ですがコスパは十分です。

  • 長年簡単な掃除しかしてこなかった・・
  • 全然汚れが落ちない・・
  • なんとなくいつも臭い・・
  • タンクなんて開けたことない・・
  • そもそもトイレ掃除なんかしないし・・

そんな方にはトイレクリーニングがおすすめです!
業者がたくさんあって悩んでしまいますが、あらかじめ厳選したので参考にしてください。

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Before
After

結論 日々のちょっとした掃除が重要

自力でトイレの黄ばみを取り除く方法と裏技(トイレクリーニング)を紹介しました。あの手この手を駆使しても頑固な汚れを綺麗にするのは難しいですね。
そんな時は迷わずプロにお願いしましょう。一度ピカピカにしてもらった後は、日々のメンテナンスを見直します。週1回でもトイレ掃除ができれば尿石のこびりつきは防げます。週1回・5分でできる簡単トイレ掃除術も紹介していますので参考にしてください。

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